住宅展示場の受け付けバイトやってみた
“コロナ自粛前”のネタになりますが昨年の夏頃、比較的高時給な“住宅展示場の受け付け”に応募してみたら案外キツかったというお話。
※特定の会社や業界を非難するものではありません。あくまで個人的体験に基づく意見です。
▷登録会という名の集団自己PR面接…
募集広告には“面接&登録会”としか記載が無かったため、毎度のことかと気楽な気分で面接に向かった。
会場に通され、ひと息ついていると派遣会社の女性スタッフがやってきてテキパキと大きな声で進行していく。
「今日面接に来て下さった皆さんには、住宅展示場の受け付けスタッフにふさわしいかどうかを何点かのポイントに分けて見させて頂くため、この場で自己PRして頂きます!」
ん!?
予想外の展開に動揺を隠しきれない私は後悔していた…(勇気ある数名の女性がここで自主的に退出していく)。
私はその勇気すら出せず、残ることに。
皆さん就活中の大学生などが多く、自己PRを難無くクリアしていく…。
身振り手振りで笑いをとったり、自分の良いところはここです!と自信を持って即答できるイキイキした女性達に紛れ、小さな声でテキトーな事しか言えなかった私は全ての自信を喪失していたのだが不慮の合格。
その後参加必須の講習会になだれ込む。3時間みっちりと(もちろん無給である)。
▷その場でスケジュールを組まされる
この会社は空いてるスケジュールをあらかじめ提出しないといけないルールだった。
因みに提出した日に仕事が入らなかった場合でも待機スタッフとしての効力が発生する。
欠勤対策のために支度を完璧にした状態で最寄り駅でスタンバイし、欠勤が出なければ数時間後帰らされるというパシリのようなスケジュールを組まれる訳だ。
一応待機している間は賃金(最低保証の時給)が発生するが、数時間待たされている間にカフェ等でなんやかんやお金を使うのでかなりコスパが悪い…。
待機だけで終われば昼前にはお役御免となる訳だが、欠勤が出た際は即座に出発して勤務するため、1日の予定はかなり立てづらい。
▷確認TELの嵐
派遣とはいえアプリ上でのやり取りも多くなった昨今、この会社は電話確認が多かった。
前日に出勤確認の電話、当日は出発確認、到着確認、勤務終了確認の電話が必須。
勤務終了後の電話中に仕事の紹介もしてくるので通話料がかさみ辛かった(苦笑)。
▷住宅展示場の受け付け業務の1日
〜前日〜
・出勤確認
前日の決められた時間に明日出勤できるかどうかを報告しなければならない。
その際、明日家を出る時間を報告。
〜当日〜
・出発確認
報告しておいた家を出る時刻までにきちんと出発します!と連絡。
・到着確認
勤務地には30分前に到着し、今から勤務開始する旨を報告。
〜勤務開始〜
受け付け業務とは名ばかりで、大声での呼び込みがお仕事。
受け付け嬢というと座っているイメージだが、住宅展示場の受け付け=呼び込み要員なので座るのは原則NGだ。
近くを通った人には笑顔で声掛けをし、自分の受け持ったオープンハウスに出来るだけ人を集める。
とはいえ、住宅展示場はそうそう人が賑わう場所でも無いため人通りは少なく、暇になる確率が高い。
立ちっぱなしの辛さと暇との闘いになるので、テキパキ仕事をこなしたい人は向いていないかもしれない。
その他の業務としては、お客様が来られた場合は玄関まで案内をして靴をそろえてスリッパを補充したり、アンケート用紙を配ったり、たま〜に掃除をお願いされたり、お茶を運んだりすることもある。
基本的にはただただ大声で呼び込み!
▷メリット&デメリット
☆メリット
・時給は良い(1200円〜1500円)
・暇といえば暇
・コミュニケーション力があがる(かもしれない)
・初対面に慣れる
☆デメリット
・住宅展示場は駅から離れている場合も多いため労働外の時間が長い
・運が良いと近場に入れるが勤務地まで1時間以上かかる場合がほとんどで他県にまわされることも
・炎天下でも雪でも立ちっぱなしのため体力勝負
・派遣会社とのやり取りが多く非常に面倒
・稀に住宅展示場の男性社員がずっとつきまとってくる場合もある(らしい)
こんな感じでしょうか。
派遣会社とやり取りや、労働時間外の長さなどを考えると時給は妥当かと感じました。
会社により好条件なところも多数あるかとは思います。
住宅展示場のアルバイトを考えている皆さんに参考にして頂ければ嬉しいです。
ではでは♪
ツイッターやってます!
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