【撮影会のリアル】こんなに違う最低時給と最高時給!ギャラ事情!
キツさとギャラが比例しないのが撮影会の世界。
楽に稼げる事もあれば、キツい割に安く叩かれる事もあります。
今回は撮影会スタッフのがめ子が現役時代のギャラ事情について書いてみたいと思います。
▷最高時給エピソード
プランはスタジオで服を着たまま足元メインの撮影。(3時間)
自称ヒールフェチの新規カメラマンさんで10セット以上の靴を持参してきました。
OL風の衣装で椅子に座ったままヒールを履き替え、足組したり膝を揃えたりするだけの撮影…。
高級そうな一眼レフで撮った画像を見てみると、衣装いらんやんというほど靴にフォーカスされた写真ばかり。(笑)
その後もあくびが出そうなくらい地味な撮影が続きました。
終了後、さて帰るかと控室に戻ろうとしていたところカメラマンさんに呼び止められました。
何かと思って引き返すと、「はい、頑張ってくれたからチップね」と20,000円のおひねり!!
この日のギャラ約13,000円+チップで合計33,000円。
時給11,000円!なんと割りの良いバイト…(;´д`)
と思ったとある日の撮影でした。
▷最低時給エピソード
このお話は撮影会あるある“良い人だと思ってたカメラマンに裏切られる”パターンです。(笑)
常連のカメラマンさんからツイッターのDMで撮影会を通さず遠方での撮影を頼めないかとお願いされました。
彼の言い分としては、撮影会側の取り分に加えスタッフの付き添い料や全員分の交通費等かなりの金額になるためなかなか思い通りのポートレートプランを実行出来ないとの事でした。
裏営業を持ちかけられて面倒だなと思いつつも”紳士的で羽振りのいい常連客”だったため、所属する撮影会の主催者に相談してみました。
『日頃の感謝も込めて今回は特例で行ってきていいよ』という流れになったので引き受けることに。(それなりに私のギャラも考えてくれているであろうと想定 笑)
撮影コースは早朝6時30分頃に東京のとある駅に集合し、4時間半かけて東北地方のとある県まで移動して6時間の“雪ポートレート”というプラン。
自前のコートを脱ぎ、薄手のセーラー服で雪の中を駆け回ったり裸足のカットを要求されたりと説明されていたよりも過酷な内容でした。
寒さで足の感覚がなくなる状況の中、カメラマンは防水ブーツに厚手のジャケットの完全防寒装備でニヤニヤ楽しそうにシャッターを切っていました。
苦難の6時間をなんとか耐え切り撮影は終了。
解散する駅でギャラを受け取り、”今日の15時間分の頑張りが報われる”…とワクワクしながら封筒を覗いてみるとお札が4枚…!
40,000円かと興奮したのもつかの間。
まさかの4,000円…!(笑)
撮影会を通せば確実に7万円以上はかかる依頼内容です。
本気で涙がでたのを覚えています。(泣)
時給に換算すると266円でした…。
この一件を撮影会主催者に話したところ激怒し、コンタクトを取ってくれましたが全て無視。
それ以降彼が撮影会に顔を出すことはありませんでした。
後日チェックするとSNSのアカウントもブロックされていました。(笑)
人は見かけによりませんね!
▷さいごに…
撮影会はけっこうアバウトなやり取りになるケースも多く、賢く対応出来ないと痛い目に合うのでご注意下さい。
お金だけならまだしも、もっとひどい目にあったりする可能性も充分考えられるので…。
ではでは
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