体験してみてわかったレンタカー回送ドライバーのリスク(2)
以前事故時のリスクに関する記事を書いたが、今回は車両管理のリスクについて触れてみようと思う。
■ 傷だらけのレンタカーと傷だらけのメンタル
基本的に無傷のレンタカーというのは無いに等しい。
他人の物だから扱いが悪いのだろうか。
走行距離の割に傷が多い車両がほとんどだ。
レンタカー回送ドライバーは、回送毎に都度車両の傷チェックをしてから回送することになるのだが、この傷チェックがとても厄介。
この作業に不備があると最悪、“身に覚えのない傷”の修理費用を負担させられることになる。
そんな事態を避けるため、見える部分はもちろんのこと地べたを這いつくばりバンパーの腹擦り傷まで細かくチェックしていく。
しかし塗装色、天候や時間帯によっては見落としてしまうことも少なくない。
特に飛び石によるガラスの傷はなかなかに難易度が高い。
また回送スケジュールの関係上チェックにあまり時間をかけていられないケースでは、焦って見落とすリスクが大いにある。
心配性で神経質な方にはおススメできない仕事だとつくづく感じる。
神経をすり減らして1000円以下の回送もあるからね…。
■ 休憩中も気が抜けない
ドライバーに責任が生じるのは車両を引き取った瞬間から納車後店舗スタッフが確認するまでということになる。
つまり回送中、車を離れた際に生じた問題に対しての責任も負わなければならない訳だ。
防犯カメラの死角等で擦り逃げでもされたら実質アウトである。
そのため食事やトイレ等で車両を駐車する必要がある時でさえ気が休まらない。
駐車場所には十分注意が必要!
■ まとめ
・チェックミスがあると修理費用を請求リスクがある
・自身が付けた傷ではなくても指摘されるリスクがある
リスク回避のためにも基本を忘れずきちんとした車両管理を心掛けたい。
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