中国のドキュメンタリー映画”苦い銭”=ワープア日本人の日常
2018年2月、中国の出稼ぎ労働者に焦点を当てたドキュメンタリー映画が公開されたそうだ。
1元 (17円) の金に一喜一憂する中国の労働者。
映画に出演する、とある男性の時給は、16〜18元 (約275〜310円) だそう。
とても他人事だとは思えない。
それもそのはず、つい先日の給料 (レンタカー回送) は時給にすると400円程度だった…。
日によるが300円台も珍しくはない。
ポスティングのバイトも場所が悪ければ同じようなもの。
『苦い銭』
本作品の中で、ある男が口にする時給は、16〜18元(約275〜310円)。
ちなみに、昨年、日本では、最低賃金を引き上げて全国平均で時給1,000円を目指す目標が掲げらた。もっとも、民間からの反発要求は時給1,500円。これは、欧米各国の都市部においての最低賃金の目標額と並ぶ。上を見たらキリがないけど、下を見てもキリがない。
だって、時給300円でアルバイトする気になるだろうか?
しかも、朝から晩までと、労働時間は限りなく長い状況でだ。
しかし、それでも彼らは働かざるを得ない。出稼ぎ労働者たちの過酷な労働の日々、思わず感情をぶつけてしまうやるせなさ、賃金を受け取った時の失望…。そんな中国人の素顔をカメラは、リアルに捉えている。
悲しいかな、朝から深夜まで時給400円で働いている個人事業主は日本にも少なからずいる。
僕らもまた社会問題の一部であるのだろう。
この記事へのコメントはありません。